Alf Svensson ハイバックイージーチェア

スウェーデンのデザイナー Alf Svensson(アルフ・スヴェンソン)デザイン、『Contour』チェアです。

Contour(輪郭)の名前の通り背面のなだらかな曲線が印象的なハイバックイージーチェア。細部まで計算されたシンプルなフォルム、洗練された佇まいが魅力です。実用的でありながら美しく、作り手のこだわりを感じさせる北欧家具黄金期のヴィンテージファニチャーです。

ContourチェアはFritzHansen、DUX、ＳＬMOBLERから販売されていましたが本商品にはメーカータグが残っていないためどちらのメーカーによるものかは不明です。

アルフ・スヴェンソン/ Alf Svensson (1929-1992)
1929年生まれのスウェーデン人家具デザイナー。主に1950年代から70年代にかけて活躍。豊かな木目のローズウッドなど伝統的な素材や革を使って北欧スタイルのモダンな家具をデザインし、フリッツハンセンやDUX、ビュダフォーズなど数多くの家具ブランドで作品を手掛けた。特にスヴェンソンデザインのチェアは名作が多く、ヴィンテージ市場でも評価の高い人気銘柄のひとつとなっている。

フリッツ・ハンセン Fritz Hansen
北欧モダンデザインのアイコン的存在で、数々の名作を産んだデンマークのブランド。25歳の若き家具職人フリッツ・ハンセン は、1872年にコペンハーゲンで家具の部材メーカーを創業します。そして1885年にオリジナル家具の製造会社を設立し、2年後にはコペンハーゲンの中心地に製作所を立ち上げます。その確かな技術により、高品質のメーカーとして評価を高めていきました。1899年、フリッツ・ハンセンの息子であり後継者のクリスチャン・E・ハンセンが事業を引き継ぎます。この頃になると重要なプロジェクトへ関わるようになり、クリスチャンボー城、デンマーク国会議事堂、コペンハーゲン市庁舎など、大規模な建造物の家具を次々に手掛けました。1920年代に入ると新素材や新たな生産技術を積極的に導入していきます。工業メーカーへと大きく成長する中で、クリスチャン・E・ハンセンはスチームによるブナ材の曲げ木を使った実験を開始します。進化を続けた曲げ木の技法は1930年代に確立し、フリッツ・ハンセンはこの分野において世界に先駆ける存在となりました。この時期から、才能豊かな気鋭デザイナーや建築家とコラボレートした家具を製作します。アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアーホルム、ハンス・J・ウェグナー、ヴィコ・マジストレッティといった、一流のデザイナーたちとフリッツ・ハンセンの革新的な技術と高いクラフトマンシップが融合し、数多くの歴史的な傑作・名作を残しました。特に、アルネ・ヤコブセンがデザインし1952年に発表した成型合板の椅子アリンコチェア、1958年発表のエッグチェアやスワンチェアは、デンマーク家具の歴史において最大の成功を収めた作品となり、北欧家具の価値を大きく高めました。フリッツ・ハンセンは今日の工業化された製造手法のパイオニアであり、その製造技術の緻密さにも定評があります。家具の歴史を語る上で欠かせない存在であり、今なお愛され続けるビッグブランドです。

ダックス / DUX
1926年設立のチョコレートメーカーであったDUX社、創業者の出張先アメリカのホテルでのスプリングベッドの体験をきっかけにスプリングベッドメーカーへと転身を遂げました。1970年代以降はベッドマットの製造を中核としながらもブルーノ・マットソンのイージーチェアやその他家具の製造へと手を広げ、現在ではスェーデンを代表する老舗家具ブランドとなっています。

サイズ（単位mm）

• 幅730　奥行き720　高さ1080　座高420　肘高480　

＊若干の誤差は御了承下さい。

主な素材 ビーチ無垢材

機能 リクライニング2段階調節

★★★使用感あるが日常使用上問題無し