北欧デンマーク製、Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)社による、巨匠アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)デザイン、アントチェア2脚セットです。
- 商品ID : 33795
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- 使用感などは写真掲載の通り
サイズ(単位mm)
- x2 幅 510 奥行き 470 高さ 790 座高 430
*若干の誤差は御了承下さい。
主な素材 ナチュラルウッド ビーチ材
定価 74,520x2脚=149,040円(税込)
*商品コンディションは詳細画像にて必ずご確認お願いします。
北欧デンマーク製、Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)社による、巨匠アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)デザイン、アントチェア2脚セットです。
腰のくびれたシルエットからアリンコチェアという名称でも親しまれている、1952年に発表されたアントチェア。最初にデザインされたものは3本脚ですが、ヤコブセンの死後、安定性が考慮され4本脚タイプが発売されました。完璧なまでに美しいフォルムはデンマーク家具の代名詞ともいわれ、20世紀を代表する名作チェアとして知られています。
フリッツ・ハンセン Fritz Hansen
北欧モダンデザインのアイコン的存在で、数々の名作を産んだデンマークのブランド。25歳の若き家具職人フリッツ・ハンセン は、1872年にコペンハーゲンで家具の部材メーカーを創業します。そして1885年にオリジナル家具の製造会社を設立し、2年後にはコペンハーゲンの中心地に製作所を立ち上げます。その確かな技術により、高品質のメーカーとして評価を高めていきました。1899年、フリッツ・ハンセンの息子であり後継者のクリスチャン・E・ハンセンが事業を引き継ぎます。この頃になると重要なプロジェクトへ関わるようになり、クリスチャンボー城、デンマーク国会議事堂、コペンハーゲン市庁舎など、大規模な建造物の家具を次々に手掛けました。1920年代に入ると新素材や新たな生産技術を積極的に導入していきます。工業メーカーへと大きく成長する中で、クリスチャン・E・ハンセンはスチームによるブナ材の曲げ木を使った実験を開始します。進化を続けた曲げ木の技法は1930年代に確立し、フリッツ・ハンセンはこの分野において世界に先駆ける存在となりました。この時期から、才能豊かな気鋭デザイナーや建築家とコラボレートした家具を製作します。アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアーホルム、ハンス・J・ウェグナー、ヴィコ・マジストレッティといった、一流のデザイナーたちとフリッツ・ハンセンの革新的な技術と高いクラフトマンシップが融合し、数多くの歴史的な傑作・名作を残しました。特に、アルネ・ヤコブセンがデザインし1952年に発表した成型合板の椅子アリンコチェア、1958年発表のエッグチェアやスワンチェアは、デンマーク家具の歴史において最大の成功を収めた作品となり、北欧家具の価値を大きく高めました。フリッツ・ハンセンは今日の工業化された製造手法のパイオニアであり、その製造技術の緻密さにも定評があります。家具の歴史を語る上で欠かせない存在であり、今なお愛され続けるビッグブランドです。