イタリアcassinaによる、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトが1913年にデザインした『Midway3 Table』です。
1986年にカッシーナから限定販売されたMidway3。プレイリー時代の幾何学模様を基盤としており、装飾性が高く、ライト自身も「T定規に自らの信念を託し、三角定規に情熱を吹き込んだのが、このミッドウェイ・ガーデンである。」と自叙伝に書き記しています。
- 商品ID : 39492
- 無料査定も承ります
- 使用感などは写真掲載の通り
サイズ(単位mm)
- 総サイズ 幅 1200 奥行き 1200 高さ 685
- 脚 幅 540 奥行き 540 高さ 670
- ガラス天板 幅 1200 奥行き 1200 厚み 12
*若干の誤差は御了承下さい。
定価
- 販売当時:240,000円
特記事項
- 天板:置き式
- 商品コンディションは詳細画像にて必ずご確認お願いします。
イタリアcassinaによる、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトが1913年にデザインした『Midway3 Table』です。
1986年にカッシーナから限定販売されたMidway3。プレイリー時代の幾何学模様を基盤としており、装飾性が高く、ライト自身も「T定規に自らの信念を託し、三角定規に情熱を吹き込んだのが、このミッドウェイ・ガーデンである。」と自叙伝に書き記しています。
ミッドウェイガーデン計画は、1913年にF.L.ライトの願いから生まれたもので、アメリカ・シカゴの人々のために夏の夜に戸外で食事やダンスをするための広場を提供しようというものでした。Midwayシリーズは1(Wood Chair)、2(Chair)、3(Table)の3アイテムが存在しますが、現在は販売終了となっている為、大変貴重なアイテムです。
フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright
フランク・ロイド・ライトは、アメリカが産んだ最も偉大で革新的な建築家であり、「近代建築の三大巨匠」に位置づけられる。一貫して自然と建築の共存を提唱し、有機的建築を数多く残した。1867年、宣教師であり音楽師でもあったウィリアム・ライトと母アンナの第1子としてウィスコンシン州リッチランドセンターに生まれる。ウィスコンシン大学マディソン校・土木科を中退した後、1887年に就職のためシカゴへ移る。叔父の紹介により、建築家のジョセフ・ライマン・シルスビーの事務所で製図工としての職を得るが、1年ほどで退職し、アドラー&サリヴァン事務所で働く。アドラー&サリヴァン事務所ではその才能を見込まれ、1888年以降のほとんどの住宅設計を任せられた。1889年、キャサリン・トビンとの結婚を機にイリノイ州オークパークに自邸を建築。1893年、アドラー&サリヴァン事務所を辞め、独立し事務所を構える。独立してからの17年間に計画案も含め200件近い建築の設計を行い、プレイリースタイル(草原様式)で世に知られるようになる。1909年、不倫相手(チェニー夫人)と駆け落ちを強行。事務所を閉じ、家族を捨てヨーロッパへ渡った。1911年にアメリカへ帰国したが不倫スキャンダルの余波は大きく、名声は地に落ち、設計依頼は激減。そんな中、ウィスコンシン州スプリング・グリーンの土地にタリアセンを設計する。その後、事件や悲劇に見舞われながらも少しずつ設計の依頼は増えていき、1913年に日本の帝国ホテル新館設計を行い、1930年代後半になるとカウフマン邸、ジョンソンワックス社と2つの代表作を世に発表。同時期に、プレイリースタイルの発展形である「ユーソニアンハウス」と名付けられた新たな建設方式を考案し、工業化住宅を次々と設計。70歳代になって再び歴史の表舞台に返り咲いた。90年以上の人生の中で、800以上の計画案を遺し、そのうち400棟ほどを実現させている多作家であり、建物や住居だけでなく、家具やテキスタイル、照明やカトラリー、景観までデザインした。統一した創造姿勢はデザインの領域を押し広げ、20世紀の建築と装飾芸術の発展に深遠な影響を与えている。
カッシーナ・イクスシー cassina IXC
30年以上独占販売権を有するcassinaの正規輸入代理店。モダンデザインを基軸に世界各地から機能とデザイン性に優れたブランドラインやアイテムをセレクトしています。また、自社工場でのライセンス生産を行い、さらに自社の企画・開発によるオリジナルアイテムも発表し続けてます。
プレーリー様式
アメリカの著名な建築家、フランク・ロイド・ライトによって生み出された、19世紀後半から20世紀前半にかけての建築様式。アメリカの大草原によく似合う建築形態であることから、プレーリースタイル(大草原に建つ家)と呼ばれている。緩勾配の寄棟屋根が横に幅広く広がり、長い庇を持つことで水平ラインを強調した外観フォルムと、それぞれの部屋がひとつの空間として緩やかに繋がっている開放的なオープンプランニングが最大の特徴。自然環境と調和し共鳴しあう有機的建築として、従来の住まいの概念とは一線を画している。フランク・ロイド・ライトは日本の寝殿造りや書院造りに影響を受けたとも言われており、ある意味逆輸入だという見方もされている。